末井昭『素敵なダイナマイトスキャンダル』

 文学論やゲージュツなどとは無縁の世界に生きたはる人ですから、あ、末井昭って何者やねん?という人のために紹介しときますと、『写真時代』などという荒木経惟が半ば私物化した雑誌の仕掛け人、またその筋の「カルチュア」の仕掛け人。そのようなスエーの半自伝。
 で、前半はむちゃくちゃにおもろかった。後半はひとつの世界を築き上げてしまうと、それまでの無茶苦茶加減が影を潜めたようで、と言っても一般大衆から見ればとんでもないですが、ドカーンととてつもない爆発やらかしてほしいと期待料込めて

20030225 Tue