2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『狂った生きもの』

生きるということ。そして死ぬということ。誰一人そこから逃れることはできない。私たちはこの世界にたった一人でやってきて、立った一人で去っていくのである。そのほとんどが寂しく、おびえて、人生の大半を無駄に送るのだ。……いまこうして生きていても、…

チャールズ・ブコウスキー『ありきたりの狂気の物語』

チャールズ・ブコウスキーの短編34編

村上春樹『海辺のカフカ』

内に向かう思索というといいのか、それがほとんど間断なく出てくるから、読んでるほうも疲れます。森山大道のマネして言ってみると「そんなに思い悩んでいたらツライだろ?春樹クン」 が、作者と格闘してみるのも、疲れはするけれど、スポーツのあとの汗のよ…

藤原マキ『私の絵日記』

5年前(1999年)に亡くなったつげ義春の奥さん=藤原マキの絵日記。やっぱり似てくるのか、絵のタッチはつげ義春によく似ていて、つげ義春を可愛くしたような絵。 1972年頃だったか、つげ義春が不安神経症となる頃のつげ家のできごとをマキさんのサイドから見て…