荒木経惟/陽子『10年目のセンチメンタルな旅』

 二人でフランス、スペイン、アルゼンチンと旅行したときの旅行記を陽子さんが書いてる。アラーキーが外国語などまともにしゃべれるわけがなく、陽子さんまかせなのだが、これこれを伝えてくれとアラーキーが言うのに、妻の私がそんなことを訳して言えるわけないだろ、というのが再三再四。笑える。こんな能天気な男をよく御すことができた陽子さんというのはえらかったのだ。というのもアラーキーの男としての優しさがあったから、ということを再認識。しかしこの二人、ヨーロッパまで行って中華ばっかり食うとるじゃないの(^_^ゞ