荒木経惟・杉浦日向子『東京観音』

maggot2003-09-10

 まずは金ぴかの表紙カバーがかっこいい。で、これを夏に東京お徒歩に出かける前に見てればよかったと、悔しがることしきり。深川の芭蕉の像に抱きつくように日向子が写ってるのだ。これを見てから気をつけていたらやけに露仏が多い。先日も尼崎お徒歩に行ったとき、すっかり目は荒木の真似っこになってしまっていて、ぱちぱちデジカメしてたら、「なんで水子地蔵ばっかり写しとんのじゃ」と言われる始末。町を見る目がまたひとつ変えられる一冊。

20021020 Sun
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