2003-11-08から1日間の記事一覧

川端康成『住吉』(1949)

短編だから(^_^ゞ 継母いじめの『住吉物語』を種に、川端康成のなんとも言えない女性観というか、屈折というか、要するに川端康成流の変態性がほの見える。ほんま短編のくせに重いの。

川端康成『禽獣』(1935)

川端康成が自作中でもっとも嫌った作品で、自己嫌悪の対象として主人公に投影したとされる。禽獣というのはいまでいうペット。小鳥、犬、などの禽獣に対する愛玩の裏返しとしての冷酷さが、女に対してまで及んでくるという川端康成ならではの耽美さが、この…

川端康成『水晶幻想』(1931)

わけわかんねぇ(^_^ゞ 犬の人工授精。発生学の研究に、精子、卵を顕微鏡で見る夫。三面鏡を見る女。人間の体外受精は?鏤められたことばの洪水。うはぁ〜〜降参。 ごくごく日本的な作家(それ故にノーベル文学賞を受賞したんでしょ)、川端康成が、ヨーロッ…